記事一覧
これまでに入った記事を、新しい順に並べています。
2300年前の「一杯」が、青銅の壺の中に残っていた
中国北部の戦国時代の墓から出た青銅の壺に、およそ3.7リットルの液体が残っていた。二重の封で守られた、2300年前の穀物の酒の正体を、分析の結果と報道をたどって読む。
おみくじ入りのクッキーは、サンフランシスコの日本庭園で生まれたと言われている
おみくじ入りのクッキーの故郷は、中国ではなく、サンフランシスコの日本庭園かもしれない。京都のおせんべいと、いくつもの「うちが元祖」の話を、報道と Wikipedia をたどって読む。
ポンペイの軽食店のカウンターには、看板のような絵が描かれていた
2019年、ポンペイの小道の角で見つかった軽食店(テルモポリウム)。カウンターには、海の精の絵と、「ほとんど看板のよう」と説明される絵があった。公式の説明をたどる。
最初のウェブカメラと呼ばれるカメラは、研究室のコーヒーポットを見ていた
1991年、ケンブリッジ大学の廊下。階段をのぼったのに、ポットは空っぽ。そんな小さな「ぐったり」から、世界中の人が見る1台のカメラが生まれた、最初のウェブカメラと呼ばれる話。
ゲーム理論の出発点の論文の題は、「みんなで遊ぶゲームの理論」だった
6歳で父と古代ギリシャ語の冗談を言い合った天才ノイマンが、1928年に「みんなで遊ぶゲーム」の論文で示した、ゲームで損をしない手の選び方を、じゃんけんで読む。
ファスナーの最初の特許の名前は、「靴のための留め金」だった
毎日上げ下げするファスナー。1893年の最初の特許の題名は、「靴のための、留め金の掛け外し」だった。2件の米国特許の原文と、二次資料をたどって、その来歴を読む。
月へ行ったロケットのコンピュータの記憶は、電線を磁石の輪に通して、人の手で「編まれて」いた
アポロの誘導コンピュータの、書き換えられないプログラム用の記憶は、電線を小さな磁性体の輪に通して作られた。NASAの歴史資料などをたどり、確認できたことと、できなかったことを分けて読む。
月に5秒しかずれない腕時計が、時計の世界を変えた
1969年12月25日に売り出された、世界初のクォーツ腕時計「クォーツ アストロン」。月に5秒しかずれない精度と、技術の公開が、時計の世界をどう変えたのか。セイコーミュージアムの説明をたどる。
ジーンズの鋲は、丈夫なズボンを頼まれた仕立て屋の工夫から始まった
ジーンズのポケットの角にある、小さな金属の鋲(リベット)。1873年の米国特許の原文と会社の説明、公文書館のブログが紹介する証言をたどり、なぜズボンに金属を打ち込んだのか、そして後ろポケットの鋲がたどった道を覗く。
「1日1万歩」は、歩数計の名前になる前からあった
健康の目安として知られる「1日1万歩」は、1965年に発売された日本の歩数計の名前に出てくる。会社の説明と、研究者の見方をたどり、そのあと研究が何を確かめたのかを、歩数をすすめることなく眺める。
AIの時代に、なぜ「本を読む人」みたいな服が注目されているのか。
ツイードやコーデュロイ、ローファー。どこか「本を読む人」みたいな服が、なぜ今、格好よく見えるのか。AIの時代との関係を、断定せずに、少しだけ考えてみました。
登山靴みたいな靴を、街で最初に選んだのは誰だったのか。
山道を走るための靴が、パリのセレクトショップから、ファッションの世界へ。最初に選んだのが誰かは、はっきりしない。資料に残る出来事をたどりながら、道具が「かっこいい」と見つけ直される過程を覗く。
何を止めて、何を残すか。半世紀前の探査機の、省エネの話。
1977年に飛び立った探査機は、毎年少しずつ減っていく電力で、いまも観測を続けている。何を止め、何を残すのか。その選び方を、NASAの発表から、ゆっくり読んでみた。
ミモレットの皮には、チーズダニの仕事が入っている
ふつうのチーズでは払われてしまうダニが、ミモレットでは歓迎される。数年かけて皮をかじらせ、出荷前に空気とブラシで落とす、少し変わった熟成の話。
昔の自分に、ふいに会いにいく
昔好きだった漫画や音楽を、大人になってからもう一度見ると、なぜか泣きそうになることがある。作品が変わったのではなく、時間を重ねた自分のほうが変わったのかもしれません。
海底で見つかった「金色の球」。2年半、誰にも正体がわからなかった。
卵か、海綿か、サンゴか。研究者たちを悩ませた金色の球の正体は、ちょっと意外なものだった。
大人になると、なぜ昔好きだったものがまた面白くなるのか
昔好きだった漫画や音楽を、大人になってからもう一度覗いてみる。昔とは違うところが面白くなるのはなぜなのか。変わったのは作品ではなく、自分なのかもしれません。
人間はなぜ、目的もないのに知らない世界を覗きたくなるのか
調べるつもりのなかった国や、行く予定のない街が、なぜか気になってしまう。「情報ギャップ」や新しいものへの反応をヒントに、目的のない好奇心と寄り道の面白さを考えてみました。
AIが進むほど、「何もしない時間」が欲しくなる。
AIで仕事は速くなったのに、頭は休まらない。だから、効率とは関係のない「何もしない時間」を過ごせる場所を作ってみました。「大人の遊び」が生まれた理由を書いた、最初の記事です。